Terabase Inc.

受託観察サービス

研究目的や対象サンプルに応じて、
クライオ電子顕微鏡(CryoEM)を用いた3種類の受託サービスをご提供いたします。

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01 ナノ粒子可視化
Nano particle Visualization

『サンプル溶液を覗く -クライオ透過電子顕微鏡による形態観察』
・液中の粒子をそのまま凍結 固定の影響を受けずに観察
・内部形態も可視化・粒径分布測定にも

概要・画像例

数10〜数100ナノメートルスケールの微粒子を、溶液のまま凍結、観察します。
乾燥や染色の必要がないため、構造の変化を抑えたリアルな可視化が可能です。

粒子径分布、形状異常の可視化に対応可能です。医薬品開発、品質管理、化粧品原料評価、ナノ材料研究など、さまざまな分野で有効にご活用いただけます。



測定例

ベシクル等
 リポソーム
 エクソソーム
 脂質ナノ粒子(LNPs)
 ドラッグデリバリーシステム関連物質
ウイルス
菌体
ナノ粒子・無機材料等
 化粧品中のナノ粒子
 o/wエマルション
 DNA複合体
 インク中のナノ粒子
 液晶
 ミセル

02 単粒子構造解析 
Single particle Analysis

『クライオ透過電子顕微鏡によるタンパク質の構造解析』
・リーズナブルな価格でタンパク質溶液のスクリーニング
・必要に応じてステップごとのご注文が可能

概要

タンパク質やウイルスなどの立体構造を高解像度の3D画像として再構築する手法です。
数万〜数十万枚粒子画像を収集・平均化し、細かな立体構造まで明らかにします。
動的な状態や柔軟性の高い分子、膜タンパク質など、これまで解析が困難だったターゲットでも構造を決定可能です。



受託解析内容

STEP1 ネガティブ染色スクリーニング
STEP2 クライオEMスクリーニング
STEP3 解析用画像収集
STEP4 画像解析  電子密度マップの算出

※STEP毎のご注文が可能です。詳細はお問い合わせください

解析例


可溶性タンパク質
液中に分散された膜タンパク質
対称性を有するウイルス粒子

03 クライオ電子線トモグラフィ 
Cryo Electron tomography

『粒子を三次元で解析 -クライオ電子線トモグラフィによる形態観察』

複数の角度から試料を撮影し、三次元画像を再構築。粒子ごとのばらつきや非対称な構造に適した手法です。
サンプルを複数の角度から撮影し三次元的に再構成することで、生体内に近い状態での可視化が可能です。

概要



解析例

細胞、リポソーム、エクソソーム
液晶ナノ粒子、含水ナノ粒子などの無機物
直径100nmを超える複合体に有効

サービスの流れ

  • 1. ご相談・予備検討: 解析ターゲットの性質、研究目的をヒアリングし、実現可能性と最適なプロトコルを提案します。
  • 2. Cryo-EMに最適な品質のクライオグリッドを作製・Cryo-EMで観察します。
  • 3. 上記ステップで解析妥当性を判定できた場合、引き続き解析用データ収集します。大量かつ高品質な画像を迅速に取得します。(単粒子解析、電子線トモグラフィ)
  • 4. 画像処理・構造再構築:最終的な3次元構造モデルを作成します。(単粒子解析、電子線トモグラフィ)
  • 5. レポート作成・納品: 解析結果、データ、解析手順をまとめたレポートを提出します。

詳細はこちらからお問い合わせください
受託解析約款をご確認ください。